元素分析値への認識の話

研究者の元素分析への理解が間違っていると思うことがあります。他機器で十分検討しており、分析値は間違いなく合うはずだという言い方をされるのです。確かに理屈はそうなのですが、元素分析は質量を基準に含有%で表現しています。水分や反応に用いた金属のわずかな夾雑、溶媒中の不純物などの影響で質量に誤差が生じ、合わないことが多いのです。合うためには水分や溶媒の除去をしっかりやらなければなりません。それができているかどうか・・元素分析をして初めてわかるわけです。この基本がわかる研究者のサンプルは準備が良いのでよく合います!