PCP(多孔性配位高分子)の話

金属と有機物が格子状に並んでいるもの、PCP(多孔性配位高分子)と名付けられたものを知った。1990年代京都大学の北川進先生が銅と有機物を合成してハチの巣状に規則正しい構造を突き止め、その後コバルトやニッケルを使いメタンや窒素、酸素を吸着できることを発見したそうである。これらPCPは2万種以上作られているそうで、ほとんどがパウダー状であるが、ゼりー状も開発されたそうである。これらの精製はどのようになされるのか、純度95%以上もないと有機元素分析は無理である。また格子状とあれば難燃性なのかもしれない。最近金属含有のポリマーの依頼が来るようになり、予想値と分析値の乖離に悩まされている。10月8日朝日新聞記事抜粋。何かあればお問い合わせください。