再結晶をしなくても元素分析が合う話

元素分析はサンプルの含有元素、C,H,Nの含有量(μg)を検量し重量に対する%を出す、シンプルな分析です。理論値に対して測定値が±0.3%内であれば予想の構造式であることがわかります。そのため、元素分析は合うとか合わないとか言われています。分析のサンプルは十分に精製されていることと、重さを正確にするために乾燥を十分にすることが条件になります。元素分析が合う為には再結晶による精製が不可欠と思われているようですが、最近のクロマト分離技術は精巧になり、分離後の溶媒を飛ばして乾燥した状態のサンプルでも結構合うものは合うと、測定する側は感じています。再結晶の場合サンプルのロスは大きいのと、破壊分析の利用はあまりやりたがらない・・・傾向になってきました。もともと構造決定のために開発されて、分析する側が技術を高めより良い分析へ進歩させてきましたのに、合成研究者に利用されにくいことは残念なことです。ア・ラビット・サイエンス社では0.5mgでも大抵のものは分析できます。ぜひご利用をお待ちしています。 以下へ気軽にお問い合わせください。
<a href=”mailto:sato@rabbit-sc.jp>