元素分析が合わないと、なぜ合わないか、分析側に原因があると信じている研究者へ、分析側に原因がある確率は非常に低いと申し上げます!機器分析の不思議はNMRの測定でもあるようで、化学と工業May2019、p413にお話が載っています。学生さんがcisとtransの化合物を確かに測定したのに、一方しか取れなくてそれを証明できず、困ったお話。測定中にcisからtransに戻ったからだと後でわかったそうです。アミノ基を-COOHにして熱安定性ができるとのこと。研究も麻雀の如しとはじまり、最後に、「あンた、背中が煤けてるぜ」で終わる面白いお話でした!