元素分析計の原理のご理解を2!

元素分析計が測定するのは元素の量(μg)です。装置に投入された試料量から含有%を計算し、元素分析値が求まります。夾雑物が混じっていれば%はズレます。夾雑物を取り除くことを繰り返す必要があります。しかし、複雑な構造のもので取り除くのが困難な場合、許容誤差が±0.3%を満たす元素比から求めた合理的な補正の方法があります。他の機器データと合わせて矛盾がなければ、新しい元素分析値として採用してはどうでしょうか?現在の分析計はCHN同時計測なので、元素比は夾雑物に関係なく、正しく求まるのですから。