元素分析は再結晶して融点を測り、きれいなサンプルを元素分析に出します。液体サンプルの場合はきれいかどうかを元素分析で知りたいという話になりますね。分析する側は液体サンプルは輝散性がなければ取り扱いしやすく、以外に合うことが多いと感じます。しかし、秤量してから燃焼炉に投じるまでにサンプルが減量してしまう、または燃焼管に入ってから燃えるまでに分解してしまうなどもありますので理論値に合ってはじめてほっとします。蒸留は時間がかかることですので、元素分析が合わなかったりするとがっかりされることと気にかかります。先日依頼のあるサンプルは、クロマト分離でセクションごとに構造式の同じ3つのサンプルでした。理論値に合ったところで分析はストップしてもらいたいということでした。結局理論値に合うサンプルロットがわかり、予想の結果が得られました。非常に発達したクロマト精製技術をうまく利用して、楽に元素分析を利用されました。クロマト精製技術は日に日に進歩しています。0.5mgで元素分析ができれば将来はきっと役に立つことを確信している”アラビットサイエンス社”です。