米紙サイエンスにヒ素食う細菌は間違いだったと報道

米紙に載っていた”生命活動に必須のりんの代わりに猛毒のヒ素を利用して生きる細菌が発見された”という話が最近否定されたそうである。”生命の維持には炭素、水素、窒素、酸素、りん、硫黄の6元素が必須で、生物学の常識を覆す発見”とされるところを、ほかの研究者が実験して微量のりんが混入していた可能性を指摘したのである。これらの6元素は元素分析のまさに対象元素であるが、りんの定量は元素分析の普及は少ないので非常に興味がある。塩素の定量では極限の絶対量を滴定手法で追求したことがあるので、電気的な検出により証明できることを・・・研究者の環境によっては手軽に利用できなかったのではないかと・・・推測できそうな気がする。いつでも自由に最新の高度な分析データが得られる環境・・・・・がなければ研究に支障が出る。