元素分析で使用の電子天びんもギネス認定された!

来年5月22日に開業する東京スカイツリー高さ634メートルは世界一高いタワーとしてギネス世界記録2012に記載されたそうです。先にこの欄でキログラム原器の質量のお話をしましたが、世界最小の質量をはかる超微量電子天びんもギネスに載りました。元素分析は質量を量ることが基本なので昔から天びんで試料を正確に量ることが仕事でした。誤差を小さくするために、分析現場では秤量の技法が受け継がれておりました。現在の最高精度の天びんはメトラー社とザルトリウス社により超微量電子天びんとして製造されています。秤量値が液晶画面に1億分の1まで表示されます。1998年ギネス世界記録に世界最小の質量をはかる道具としてザルトリウス社の電子天びんモデル4108が載ったのです。ドイツのゲッチンゲンで製造され、0.01μgすなわち 1×10-8の精度がある最も優れた天びんと掲載されています。