あるお問い合わせがきっかけで、海の有機浮遊物を元素分析しました。持ち込まれたサンプルはアルミホイルでくるまれており、そのまま分析したところC,Nともブランクが検出されました。窒素は梱包試料中の隙間の窒素を計測していると感じ、捕捉前のろ紙を送ってもらい燃焼炉に挿入する方法を試したところ、10μg以下に改善されました。炭素は80μgありました。500μg以下の検出量は元素分析計の検量域外になる場合があります。起源が構造決定目的の計測器なので表示はW%/W%です。μg表示でca10-500μgの定量は分析装置の検量域に関する十分な検証が必要です。既成の装置を高感度にカスタマイズし、触媒を用いた低温で有機物を分解できる弊社の技術はこういう分野にお役にたてると,ただ今いろいろ試しているところです。研究者の皆様のお問い合わせをお待ちしております。info@rabbit-sc.jp