分析値は正しいか

分析値が予想の理論値に合わなかった場合、分析値に疑問をもたれる依頼者が少なくありません。今回は依頼者も分析者も想定していない分析誤差のお話です。分析機器はパソコンやその他とRS232Cケーブルでつないでいる場合、長さに比例して外部よりノイズを拾う危険性が高くなる。ノイズによって計量結果(データ信号)自体が変わってしまう可能性が非常に高くなる。たとえばIEEE1394(米国電気協会)規格シリアル・・・SCSI接続にかんする規格をPCにつなぐ際、本来のスペックで使わなければならないなどの記載を見つけました。実は初めて国産元素分析装置がつながれたパソコンはNEC9801でした。Basicプログラムで、初めての画面にこれから仕事が楽になるかとわくわくしたものです。そしてプリンターがついて計算結果の含有%がパソコンに表示されると同時に印字されて出てきました。ところがある時パソコンの画面と印刷された数字が違うのです!うっかり見過ごすところでした。この頃は画面を携帯で記録することができますが当時はそうはできないので、メーカーに説明が大変だったことを思い出します。原因はインターフェースでした。気が付かないで報告していたら、正しい分析を行いました・・になることでしょう。当時の確率は1万件分の1件くらい!