材料の元素分析値で8倍もの光電変換効率の違い

構造決定のための元素分析は試料の十分な精製としっかりした乾燥が必要条件です。再結晶を何回も繰り返して精製する時代ではないので、手早く高純度を確保したい。・・・これを利用して従来法で合成した高分子と開発した合成法を比較した元素分析の結果より・・・同じ精製方法であるにもかかわらず開発した方が高純度であるとの知見がありました。従来のクロスカップリング法で必須のホウ素をを使わず、リンの添加も必要としないので元素分析が良く合うというのです。他の分析結果からリンが含まれていないこと、Cd触媒の残存も少ないとあります。分析値よりCの純度を計算すると従来法97.46%、開発法99.93%です。しかるに、実際に太陽電池の材料として用いたら、開発品は4%の光電変換効率が得られ、従来法ではo.5%であったので、開発品の高純度が太陽電池特性の向上に大きく寄与していることが確認できたとありました。使用する材料の純度をしっかり調べることで工業的に8倍もの効果がある! 精密な元素分析値は工業分野でも有用であることにおおいに励まされています。