0.5mg,0.2mg,0.1mg,0.05mg分銅の出現!

ウルトラミクロ天秤の1mg以下の検量が正しく行われるかどうか、超微量分析を専門としている手前、追及したことがある。1mg以上の領域については校正証明書があり、特定標準器としてトレーサビリティが確保されているが1㎎未満は天秤の検量がゆがんでいるかもしれないから自分で確かめてみようと1mgのアルミ箔を3つに切ってそれぞれ量り、3つ一緒に量ったものと一致するかを調べたわけである。はなはだ原始的ではあったが納得できる結果であった。例えば0.5mgで分析をしているとしたら、天秤の正確さは重要である。先日愛媛大学で行われた日本分析化学会元素分析研究懇談会との合同の計測自動制御学会力学量計測部会においてメトラ・ートレド社によりマイクログラム分銅の発表があった。風で飛ばないように専用チャンバー(風防)やフックアルミハンドリングツール(つまむ道具)とセットで開発されていた。分銅の形といい、海外のメーカーはなぜかスマートで完璧である!2年間の経年変化は最大で0.05μgとのこと、この精度は
どうやって調べたのかしらん・・・。ウルトラミクロ天秤の精度では計れないでしょう・・。